10.超越瞑想(TM)の由来

超越瞑想(TM)は1958年にマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに紹介されて以来、世界中で実践されるようになった瞑想法です。

 

始まりはインドでしたが、翌1959年には米国に渡り、その簡単で自然なやり方、現代人の抱えるいろいろな問題にうってつけの方法だったところから、瞬く間にヨーロッパやアジアなどの世界中に広まりました。

 

現在は世界で1000万人以上の方がTMを学んでいます。

 

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●TMを現代人に向けて体系化

マハリシは大学で物理学を学んだ後、当時の最も偉大なヴェーダの師のもとで13年間学びました。

 

彼は彼自身の体験と師の教えから、心を無理に静寂へと向かわせるのは正しい瞑想のやり方ではないことを知っていました。

 

心はそれ自身の本質に従ってより多くの幸福を感じる方向へと惹かれていきます。心の源には純粋な幸福の場があるため、いつでもチャンスさえあれば、心は自動的にそれ自身の源に戻って行こうとします。(「1.超越とは」参照)

 

その若い賢者は、心のこうした自然のプロセスを一つの技術として体系化し、それを超越瞑想と名付けました。彼はこの技術を彼の先生から学びましたが、それを現代人に合わせて誰でも自分の家で実践できるようにしました。

 

彼は、のちに「マハリシ」という称号で呼ばれるようになりました。マハリシとはサンスクリット語で「偉大な見者」という意味です。「聖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー」というのがこの賢者の正式な名称です。

 

●超越瞑想の教師を養成する

マハリシは世界中の人たちが正しい瞑想法を学べるように、世界中で超越瞑想の教師を養成しました。この自然な瞑想法が失われたのは、瞑想のやり方を正しく教える教師がいなかったからです。マハリシはこれまで4万人以上の教師を養成してきました。

 

●本で学ぶことができない微妙な体験

自然な瞑想法の体験は大変微妙で、人によって異なりますから、訓練を受け、資格を持った教師の注意深い指導が欠かせません。TMを本から学ぶことができないのはこのような理由のためです。

 

●ヴェーダの知識を科学として体系化

マハリシは世界最古の知識であるヴェーダを科学として体系化しました。アーユル・ヴェーダ(健康法)、スターパティヤ・ヴェーダ(建築学)、ジョーティッシュ(天文学)、音楽(ガンダルヴァ・ヴェーダ)など多くの手法を復活させて、世界に紹介しました。

 

これらはどれも私たちを自分自身本来の姿に連れ戻すための知識であると言えます。

 

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