不安とストレス

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不安感の減少 

メタ解析は、多くの研究から最終的な結論を引き出し、多くの研究結果を体系的に結び付ける科学的な手法である。

 

利用可能な研究すべて(146の独立した結果)をスタンフォード大学で統計的にメタ解析したところ、TM瞑想は、連続的筋弛緩法を含むリラックス法や他のすべての瞑想法の効果よりも、特性不安(不安になる一般的傾向)を減らす効果がはるかに大きいことが示された。

 

 参考文献:1. Journal of Clinical Psychology 45 (1989): 957-974.  

 2. Journal of Clinical Psychology 33 (1977): 1076-1078.

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不眠症の改善 ー眠りに就くまでに要する時間の変化

不眠症患者は、TMによって眠りに就くのに要する時間を大幅に短縮できた。

睡眠サイクルが規則的になってくるという効果は、TMを始めた最初の一年間を通して安定していることから、単なる気休めのものではないことがわかる。この研究の結果は、日常生活の全体的安定化の一面である基本的生理リズムの安定化を反映している。 

 

参考文献:D・E・ミスキマン「超越瞑想による不眠症治療」「不眠症治療に見られる超越瞑想の長期効果」

アルバータ大学、カナダ、アルバータ州エドモントン

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PTSD(心的外傷後ストレス)に対するTMの研究

研究はデンバー退役軍人センターで行われたもので、PTSDを発症したベトナム帰還兵が、超越瞑想を実践する群と、従来型のカウンセリングを受ける群のどちらかに無作為に割り振られた。超越瞑想を実践した帰還兵は、三か月後、感情の麻痺、不安感、およびPTSDの症状がすべて一様に軽減した。 

Journal of Counseling and Development 64: 212-215, 1985

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ADHD症状の改善

 重度のADHDの症状を持つ11ー14歳の子供たちを無作為に2つのグループに分け、一つのグループはすぐにTMを学び、もう一つの対照グループは3ヶ月後にTMを学んだ。

このグラフは子供たちの脳波のシータ波、ベータ波の割合の変化を6ヶ月にわたって表したものである。6ヶ月間TMを実習した後では正常な値に近づいている。それに伴い子供たちの集中力、衝動を制御する能力、物事を組織する能力、問題を解決する能力に改善が見られた。

 

参考文献:Mind & Brain J 2011, Vol 2, No.1

ADHDについての他の記事 TM wave「脳機能を高めることで、ADHDが改善」

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